精製
精製(せいせい/Processing)は、コーヒーの収穫後、果実(コーヒーチェリー)から飲用に用いる種子(生豆)を取り出し、輸送・保管に耐える状態に仕上げる工程の総称。チェリーの外皮・果肉・ミューシレージ・パーチメントといった層構造をどのように除去するかで、生豆の含水率・残留糖分・発酵の度合いが変わり、最終的な味わいに大きな影響を与える。
代表的な精製方法は ウォッシュド(水洗式)/ナチュラル(乾燥式)/ハニープロセス/スマトラ式(ウェットハル)/アナエロビック(嫌気性発酵)/パルプドナチュラル/エアロビック(好気性発酵) など。ウォッシュドはクリアでクリーンな味わい、ナチュラルは果実感の強い甘み、ハニーはその中間、スマトラ式はインドネシア独特の重厚なコク、アナエロビックはワイン的な発酵風味、と方法ごとに個性が出る。同じ品種・産地でも精製方法を変えると別物のような味わいになるため、近年スペシャルティ市場では精製方法そのものを売りにした銘柄も増えている。

