スマトラ式(ウェットハル)
スマトラ式(Wet Hulled)は、インドネシア・スマトラ島とその周辺で行われる独自の精製方法。現地語では「ギリン・バサ(Giling Basah)」とも呼ばれる。豆の水分量がまだ30〜50%程度ある「半乾燥」の状態で外皮(パーチメント)を剥がし、剥がしたあとさらに乾燥を続けるのが特徴。
通常の精製方法では生豆が十分に乾いてから脱穀するのに対し、スマトラ式は湿った状態で脱穀するこの工程によって豆が独特の青緑色になり、ボディの厚さ・低い酸味・土やスパイス、ハーブを思わせる重厚な風味が生まれる。マンデリンをはじめとするスマトラ産のコーヒーで広く用いられており、深煎りとの相性が良い。現地の高湿度気候のなかで生豆を早く出荷するために発達した、地域固有の技法。

