フレーバー

フレーバー(Flavor)は、コーヒーを飲んだときに感じられる香りと風味の総称。鼻で感じる「アロマ」(揮発成分)と、口の中で味と一緒に感じる「テイスト」(不揮発成分)が結びついた知覚で、コーヒーの個性を表現する中核要素。

カッピング(プロの官能評価)では、産地・品種・精製・焙煎度・抽出条件によって出やすいフレーバーが「フルーティーフローラルナッツチョコレートキャラメルスパイス/ハーブシトラスベリー/ワイニー」など、食品や植物名に例えて記述される。SCA(Specialty Coffee Association)の フレーバーホイール はこの記述を体系化したツールで、世界中のテイスティングノートで参照される。同じ豆でも飲み手の経験や体調、温度帯(高温/室温/冷めた状態)でフレーバーの感じ方は変わる。一般に浅煎り・スペシャルティ豆ほどフレーバーの個性が立ち、深煎り・コマーシャル豆では香ばしさやコクが支配的になる傾向がある。