マラゴジッペ

マラゴジッペ(Maragogype)は、1870年頃ブラジル・バイア州マラゴジッペ町近郊でティピカから自然変異で生まれたアラビカ栽培品種。最大の特徴は豆の大きさで、通常のアラビカ種の2倍前後にもなる巨大な豆をつけることから、英語圏では「Elephant Bean(象豆)」と呼ばれる。

樹高も高く、葉も大ぶり。一方で収量はそれほど多くなく、栽培管理にも手間がかかるため、商業的な主力品種ではない。視覚的なインパクトと希少性から、特定の生産者・市場で根強い人気がある。味わいは穏やかでクセが少なく、軽やかな酸味とまろやかな甘み、上品なボディを持つ。中米メキシコグアテマラ、ニカラグアなどで栽培されている。パカマラ(パカス × マラゴジッペ)の親品種としても知られ、巨大豆の遺伝子はパカマラに引き継がれている。