ハンドドリップ

ハンドドリップ(Hand Drip/Pour Over)は、ドリッパーにフィルターをセットし、その中にコーヒー粉を入れ、手でお湯を注いで抽出する方法。日本の喫茶文化で発展し、世界のスペシャルティコーヒーシーンにも広く定着している。

基本の手順は、ドリッパーにフィルターをセットして粉を入れる、少量のお湯で「蒸らし」を行い20〜30秒待つ、数回に分けてお湯を注ぎ3分前後で抽出を終える、という流れ。注ぎ方(速度・量・注ぐ位置)、湯温(86〜92℃が一般的)、粉の量と挽き目によって味が大きく変わる。器具によって特徴が異なり、KONO 名門フィルター、ハリオ V60、カリタウェーブ、メリタなど各種のドリッパーが流派ごとに存在する。なお本辞書では、円錐形(KONO名門・ハリオV60など、底の大きな穴から湯が抜けやすい構造)は透過式、台形(メリタ・カリタなど、底の小穴の上に湯が滞留する構造)は浸漬式寄りと、ドリッパー形状によって抽出原理を分けて扱う(分類は諸説あり)。淹れ手の技術と感性が直接味に反映され、家庭でも気軽に始められ、極めると奥深い、コーヒー趣味の入口として人気の方法。