浸漬式
浸漬式(しんしししき/Immersion)は、コーヒー粉をお湯(または水)の中に浸して、一定時間そのまま接触させて成分を抽出する方式。「お湯と粉を入れて待ち、最後に分離する」という流れが基本。
時間と粉量で抽出の濃さがコントロールでき、安定した結果になりやすいのが特徴。代表的な抽出方法はフレンチプレス(粉とお湯を入れて4分待ち、金属メッシュで分離)、サイフォン(上下のガラス容器を使い、湯気圧で粉とお湯を接触させてから戻す)、水出し(コールドブリュー、常温水や冷水で長時間8〜24時間浸す)、台形ペーパードリップ(メリタ・カリタなど、台形構造で粉の上に湯が一時的に滞留する)など。油分や微粉がそのまま抽出液に残るため、コクの強い厚みのある仕上がりになりやすい。なお、台形ペーパードリップは粉の上に湯が滞留して浸透圧を中心に抽出する性質から本辞書では浸漬式に分類しているが、透過式として扱う見方もある。

