ニュートラルイーブン製法™の7工程

ニュートラルイーブン製法™は、シツジ珈琲®がコーヒー豆を仕立てるときの、7つの工程をまとめた呼び名です。生豆を選ぶところから、保管、焙煎、抽出まで、全部を含みます。

焙煎工程の名前ではありません。ここを取り違えると、この製法の話は通じなくなります。焙煎は7工程のうちのひとつで、しかも前後の工程と切り離せない形で組まれています。

足すのではなく、引く

近ごろのコーヒーは、味を足す方向に進んできました。強い酸味、はっきりした香り、豆ごとの個性。生豆の栽培でも、焙煎でも、抽出でも、何かを足して特徴を作ります。

シツジ珈琲®は逆の道を選びました。味を足さず、あまみを邪魔するものを取り除きます。

取り除く対象を、シツジ珈琲®では「ノイズ」と呼んでいます。中身は次の4つです。

  • 渋み(タンニン)
  • えぐみ
  • 過度な苦味
  • 鋭すぎる酸味

ノイズキャンセリングのヘッドホンは、音楽に何かを足しているわけではありません。周りの雑音を消しています。雑音が消えると、もともとそこにあった音楽が耳に届きます。コーヒーも同じで、ノイズを取り除くと、豆がもともと持っているあまみ・酸味・香りが、そのままカップに残ります。

7工程は、この「引く」を、工程ごとに分けて実行するための組み立てです。

7つの工程

#工程何をするか
1生豆選定いつも変わらぬ味であること。老舗が好む生豆を仕入れます
2サットヴァ・キープ(生豆保管)生豆をEMBALANCEで保存します。酸化・腐敗しない環境で出番を待たせます
3ビィーンプリント・テクノロジー™周波数調整装置の応用です。味がまろやかになります
4SECRET不純な成分を取り除く、門外不出の工程です。詳細は公開していません
5サットヴァ・ロースト下味=水抜きの工程を重要視します。通常のレシピの2倍近い時間をかけます
6サットヴァ・キープ(焙煎後保管)焙煎したあとの豆も、EMBALANCEで保管します
7コーノ式かなざわ抽出法タンニンを落とさない抽出です。雑味・渋みが出ません

工程4のSECRETだけは、中身を公開していません。ほかの6工程は、それぞれ個別の記事にしてあります。表の名前から読めます。

サットヴァ・キープが2回あるのはなぜか

表を見ると、工程2と工程6が同じ名前です。書き間違いではありません。生豆の段階と、焙煎したあとの段階で、2回おこないます。

生豆と焙煎豆では、酸化の起こり方が違います。だから、ひとまとめにせず、それぞれの段階で別々にEMBALANCE保管をする組み方にしてあります。

ふつうの焙煎店と、どこが違うか

違いは3つです。

1. 保管を2回やる

生豆の段階と、焙煎したあとの段階。両方でEMBALANCE保管をします。焙煎したあとだけ気をつける、という作り方はしていません。

2. 引き算で作る

やり方
スペシャルティコーヒー足し算。豆にフレーバーを足していく生豆の栽培・焙煎・抽出
ノイズキャンセリング・コーヒー™引き算。ラジャス傾向のない生豆、サットヴァ・ロースト、コーノ式かなざわ抽出法など

3. 焙煎で、水分を敵あつかいしない

一般の焙煎では、水分は早く抜くものとして扱われます。

サットヴァ・ローストは逆で、下味=水抜きの工程を重要視します。ここに、通常のレシピの2倍近い時間をかけます。

製法の名前と、コーヒーの名前

よく混ざるので、分けて書きます。

  • ニュートラルイーブン製法™=7工程の総称。手段の名前です
  • ノイズキャンセリング・コーヒー™=その製法で仕立てたコーヒーの名前。結果の名前です

別のものですが、切り離せません。そしてシツジ珈琲®が販売するコーヒー豆は、全銘柄がノイズキャンセリング・コーヒー™です。一部の銘柄だけ、ということはありません。

確かめられていること

アジア最大のコーヒー国際展示会 SCAJ2024 にて、コーヒー好きの来場者の方々に提供し、レビュー平均★4.8を獲得しました。

彦根の店頭では、ブラックでのみテイクアウトを提供しています。店頭でお飲みいただいた方のうち、99.9%がブラックで飲めました。1000人のうち999人という割合です。コーヒーそのものが飲めない方、ミルクや砂糖が飲めない方も含めた、来店された方すべてに対する数字です。

出どころ:SCAJ2024の評価と店頭の割合は、シツジ珈琲®が公開している実績です。

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