ヴィパーカ
ヴィパーカ(Vipaka)は、アーユルヴェーダにおいて、食物が消化された後に体内で発揮する作用を指す。サンスクリット語で「成熟」「消化の結果」を意味する。
食物には「ラサ(初期の味)」と、その後の「ヴィパーカ(消化後の作用)」が別々に存在する。ヴィパーカは3種類に分類される:マドゥラ・ヴィパーカ(甘性消化後作用・栄養を与え、組織を作り、カパを増やす)、アムラ・ヴィパーカ(酸性消化後作用・ピッタを増やす)、カトゥ・ヴィパーカ(辛性消化後作用・軽くする、乾燥させる、ヴァータを増やす)。例えば、果物は「ラサが甘」でも「ヴィパーカが酸」になるなど、口で感じる味と体内での作用が異なる場合がある。ヴィパーカは、なぜ「同じ味の食物でも長期的な体への影響が違うのか」を説明する重要な概念。アーユルヴェーダ的な食物選択では、ラサとヴィパーカの両方を考慮する。

