テージャス(生命の輝き)
テージャス(Tejas)は、アーユルヴェーダにおいて、消化・代謝・変換に関わる繊細なエネルギーの輝きを指す。サンスクリット語で「輝き」「火」「光」を意味する。
アグニ(消化火)の精髄的・微細な側面とも捉えられ、身体的・精神的な「変換能力」の質を表す。テージャスが充実している状態では、消化が円滑で、思考が明晰で、肌の艶や眼の輝きにも表れる。なお、五大元素の「火(テージャス)」とは同じサンスクリット語が使われているが、概念の焦点が異なる。五大元素のテージャスは物質を構成する元素としての「火」、生命の輝きのテージャスは身体内の繊細なエネルギーとしての「輝き」。オージャス・プラーナ・テージャスは、しばしば「3つの微細なエネルギー」として並べて語られる。それぞれが生命の安定性・動性・輝きを担うとされる。テージャスが過剰になると怒り・批判的態度、不足すると暗さ・無気力につながりやすい。

