【きほん】その15 ペーパードリップ

点滴その1

ドリップのコツその3 うすめる

ひろりさん
ひろりさん
最後の工程は、うすめる工程だよ。
あの濃い〜やつを、うすくするんやな!
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
そうだね。
味については、もうここまででほとんど決まったようなものなんだ。
あとは、ある点に注意しながら、ひたすら注ぐよ。
ある点ってなんだろう?
ひーたん
ひーたん
スキーの競技やと思う。
ふーたん
ふーたん
え…えええ?
もしかして、アルペン?
ひーたん
ひーたん

SKI ALPIN - FIS WC Soelden, RTL Herren

素早く正確にタイムを競うあたり、ドリップと似てるんやないやろか。
ふーたん
ふーたん
タイムは競わないと思うけど(笑)
で、実際にある点ってなにー?
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
雑味やえぐみを落とさないように、そして未抽出のコーヒーが残らないようにドリップすることだよ。
大体あってるやん!すげえな、ワイ。
ふーたん
ふーたん
ワイがどのあたりをあってると思っているか、わからないよ〜(笑)
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
素早く正確に、はあってると思うよ!
ただ、速く落とせばいいってわけではなく、雑味を落とさないように素早く行動する、かな。
慣れないうちは、考えてるうちに、あー雑味が落ちちゃった〜っていうこと、あると思う。
せや!ワイの華麗なる滑りを、みんなにも披露したいで!
ふーたん
ふーたん
いっつも、冬はこたつで丸くなってるのに…(笑)
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
さてさて…
ドリップしたい量の3分の2くらい…今回だと300ccの3分の2だから、200ccくらいまでは、ひたすらくるくると、500円玉よりもちょっと大きめくらいの範囲にお湯を注ぐよ。
周りに黒いコーヒーが残っている状態…土手なんて言い方をするけど、土手を残しながら注いでいくよ。

白い泡

アワがきれい!
ひーたん
ひーたん
ほんまや、めっちゃ細かい!
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
大きなアワは、大きなすきまから出てきた空気。小さなアワは、小さなすきまから出てきた空気。小さなアワが多いと、それだけしっかりとお湯が行き届いたってことだよ。
なるほどね!
そして、ずいぶんとアワが白いね!
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
白い部分は、コーヒーの雑味・えぐみなんだ。
この白い部分は、出来上がりのコーヒーには入れたくない。ずっと注ぎ続けると、上に浮き続けてくれるから、手を止めないようにね!
ワイの記憶ちがいかもしれんけど、3回に分けて注ぐとかいうやり方あるわな?
あれ、白いアワんとこ、落ちとるんちゃうの?
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
うん、落ちてるよ。
ええん?
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
んー、ねらってそういう味つけにしてればいいんだけどね。
手を休めている間に落ちてる雑味やえぐみ、個人的には落とさない方がいいと思う。
聞かんかったことにしよ。
…ワイの記憶ちがいやった、うん、記憶ちがいやった(笑)
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
で、200ccを超えたあたりから、液面を上げるよ。こぼれるギリギリまでね!

土手崩しその1

土手崩しその2

液面を上げる

うぉー、こぼれるー! フーフー
これ以上はあかんー! フーフー
ふーたん
ふーたん
ねぇ、ふーたん、息吹きかけてこぼそうとしてない?
ひーたん
ひーたん
そ、そんなことあらへん!
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
こぼれた分だけ、ふーたんの分が少なくなるからね!
それだけはあかん!
フーフーやめる!
ふーたん
ふーたん
つまり、吹きかけてたんだね。
ふーたんの分は、なしだね。
ひーたん
ひーたん
そんなアホなぁ〜。
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
このとき、土手もくずしちゃおうね。
くずしちゃっていいんだ?
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
黒い部分って、お湯を吸ってなくて上に浮いている軽い部分だから、しっかりお湯をかけて、お湯を吸わせて沈ませる。つまり、しっかりと抽出してあげた状態にするのがいいと思うよ。
KONOの円すいは、リブが短いから、土手をくずしても、横からもれるっていうことは気にしなくて大丈夫だよ。

リブの長さ比較(KONOとHARIO)

つまり、雑味やえぐみが落ちにくいってことだね!
ひーたん
ひーたん

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