【きほん】その４ コーヒーに使うお水は、なにがいい？

まず、コーヒーに合わないお水をいうね。
水道のお水です。

そうなんだけどね。
水道のお水は、他の国と比べるときれいだけど、実は、いろんなものが含まれているんだ。
塩素っていう、プールの消毒に使う白いやつ、見たことある？
安全なお水にするため、消毒で塩素を使うんだけど、地域によっては、多く使われているところもあるんだ。

そう。
もし、水道のお水を使う場合、お白湯にしてから使うといいかもしれないね。

もう1つ、コーヒーに合わないお水は、
こうすいだよ。

ふーたんがいっているのは香水（こうすい）だね。
ぼくが言ってるのは硬水（こうすい）といって、ミネラルをたくさん含んでいるお水のことだよ。

そのとおり！
ミネラルっていうのは、カルシウムやマグネシウムといったものをいうんだ。
硬水は、ミネラルをたくさん含んでいるお水で、スーパーやコンビニで売っているお水で代表的なものだと、evianとかかな。

反対に、ミネラルがあまり含まれていないお水は、軟水（なんすい）といって、日本のお水は、ほとんどが軟水だよ。

実際に、飲んでもらったほうが早いかな？
ちょっといれてみるね。

はい、どうぞ。
シツジ珈琲で取り扱っているキリマンジャロきりひらくだよ。

そうなんだよね。お水に含まれるミネラルの影響で、コーヒーの良さが出にくいんだ。
今回は、酸味を分かりやすく表現したかったからきりひらくを使ったけど、よくある反応は、酸味（すっぱい）成分がなくなって、苦味成分が目立つようになるよ。

好きな人は好きだと思うけど、コーヒーの酸味がなくなっちゃうと、すっきりした口あたり、フルーツのような味が分からなくなっちゃうんだ。