【きほん】その3 コーヒーの味は、どう決まるの?
コーヒーの成分
前回のおはなし
なぜ、おいしいコーヒーが人によってちがうのか。
好きな「肉料理」の、材料・調理がちがうのと同じで、コーヒーのおいしさの感じ方が変わるのと同じ。
理由に納得した、ひーたんとふーたんは、コーヒーの味の出し方、コーヒーのいれかたの勉強をすることになりました。
もし、食べるんなら、ひーたんのほうがうまいと思う。うまみのつまったジンギスカンなら、ひーたんがオススメや!
ふーたん
まだ言ってる…
ひーたん
ひろりさん
今回は、コーヒーの味が、どう決まるかっていうおはなしだね。
出来上がったコーヒーって、茶色かったり、黒かったりするよね。あれってなんでだろう?
出来上がったコーヒーって、茶色かったり、黒かったりするよね。あれってなんでだろう?
コーヒーの粉が溶けとるからや!
ふーたん
んー、でも、いれ終わったあと、コーヒーのガラが残ってるよ?
ひーたん
あ、ほんまや…これ、うまいんかな?
(ムシャムシャ)
おえっ、まっず! ぺっ、ぺっ。
味がせーへんがな。
(ムシャムシャ)
おえっ、まっず! ぺっ、ぺっ。
味がせーへんがな。
ふーたん
ひろりさん
お、いいところに気がついたね。
じゃあ、コーヒーをいれる前は、どんな味だと思う?
じゃあ、コーヒーをいれる前は、どんな味だと思う?
実際に、食べたほうが早いな。
どれどれ…
(ムシャムシャ)
オオゥ…そのまんまの表現やけど、香ばしい豆って感じやな!
どれどれ…
(ムシャムシャ)
オオゥ…そのまんまの表現やけど、香ばしい豆って感じやな!
ふーたん
ひろりさん
味がするよね。
つまり…?
つまり…?
コーヒー豆の味が、抽出したコーヒーに移ってるってこと?
ひーたん
ひろりさん
そういうこと!
コーヒー豆の成分が、お水に溶けて、コーヒーになっているんだよ。
コーヒー豆の成分が、お水に溶けて、コーヒーになっているんだよ。
成分?
ふーたん
ひろりさん
簡単に言うと、あまい・にがい・しぶい・すっぱいを決めるものだよ。
コーヒーの粉はね、小さくて見えないけど、小さな穴がいっぱいあいているんだよ。
その小さな穴を、お水が通って、成分が溶けているんだ。
たとえば、お砂糖をお水に溶かすと、あまくなるよね。あれは、お砂糖のあまい成分が、お水に溶けているからなんだよ。
コーヒーの粉はね、小さくて見えないけど、小さな穴がいっぱいあいているんだよ。
その小さな穴を、お水が通って、成分が溶けているんだ。
たとえば、お砂糖をお水に溶かすと、あまくなるよね。あれは、お砂糖のあまい成分が、お水に溶けているからなんだよ。
塩水がしょっぱいのは、塩のしょっぱい成分が、水に溶けとるっちゅうことやな!
ふーたん
ひろりさん
そう!
コーヒーには、あまい・にがい・しぶい・すっぱい…他にもいろいろあるけど、たくさんの成分が含まれているから、いろんな味がするんだ。
コーヒーには、あまい・にがい・しぶい・すっぱい…他にもいろいろあるけど、たくさんの成分が含まれているから、いろんな味がするんだ。
砂糖・塩は全部水に溶けとるのに、なんでコーヒーの粉は残っとるん?
ふーたん
ひろりさん
それは、お湯さんの熱さでは、全部溶けないからだよ。
お砂糖・お塩は、全部溶ける
コーヒー豆は、少しだけ溶けて、溶けない部分が残ってるってこと?
コーヒー豆は、少しだけ溶けて、溶けない部分が残ってるってこと?
ひーたん
ひろりさん
そのとおり!
いれ終わったあとの豆は、おいしいとこだけ溶け出して、溶けてないガラが残っとったってことやな。
ふーたん
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