【きほん】その12 コーヒーの抽出方法の種類

12.ふーたん浸漬式透過式

浸漬式と透過式のちがい まとめ

ひろりさん
ひろりさん
さて、浸漬式と透過式だけど、ちがいをまとめると、こんな感じだよ。

浸漬式と透過式

え、ひたしてる方が濃くなると思っとった。
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
長い時間つけとくから、そう思われがちだけど、長い時間かけないと濃くならないから、長くつけているんだよ。
あー、そっちなんだね。
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
食器洗いを想像すると分かりやすいかもしれないね。
つけ置きで洗うのと、水を流しながら洗うの、どっちがどう汚れが落ちるかな?
汚れが早く落ちるんは、水で流しながらやな。
でも、忙しいときなんかは、つけ置きしといて、他のことしたりするわ。
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
そう、コーヒーもそれと一緒だよ。
少し難しい言い方をすると、浸漬式は浸透圧(しんとうあつ)っていうんだけど、コーヒーの濃度を均一にしようとする働きがあって、成分を絞り出す力はやや弱めなんだ。紅茶がまさにそうだね。
対して、透過式は重力の働きが強くて、成分をぎゅっと絞り出す力が強いんだ。
フレンチプレスって、最後にぎゅっとしとるけど、浸漬式なん?
ふーたん
ふーたん

フレンチプレス

ひろりさん
ひろりさん
最後にぎゅっとするのは、液体と粉を分離するだけで、それまでは数分間つけとくでしょ?だから浸漬式だよ。
エアロプレスは、少しつけた後、粉に向かってお湯を押し出すでしょ?だから透過式になるんだ。

エアロプレス

台形フィルターは浸漬式なん?
ふーたん
ふーたん
ひろりさん
ひろりさん
メリタのフィルターって、小さい穴が1つあるでしょ?
小さいのは、抽出をゆっくりにして、お湯にできるだけ長くつけておきたいからなんだ。
カリタは穴が3つあって、メリタより早く抽出されるけど、円すいに比べて台形は下に押し出す力が弱いから、浸漬式の抽出速度を早くした感じになる…つまり、普通に淹れたら、薄いのができる構造とも言えるね。
その辺りは、ペーパードリップのお勉強のときに、詳しくやろうね。
は〜い!
ひーたん
ひーたん
ひろりさん
ひろりさん
次は、グラインドっていうんだけど、コーヒーの豆を粉にする作業のおはなしだよ。

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