ピッタ(PITTA)
アーユルヴェーダの3つの体質(ドーシャ)のうち、ピッタについてまとめたページです。ピッタとはどういう体質か、増えたときに何があらわれるか、そしてシツジ珈琲®が6銘柄のうちどれをピッタの方にお選びしているかを、季節ごとに書いています。
ピッタ(PITTA)とは
ピッタは、火(テージャス)と水(ジャラ)からできているドーシャです。2つのうち火の性質が優勢です。語源はサンスクリット語の「tap(熱する、燃やす)」で、意味は「熱」「胆汁」「消化液」。
体の中で変換を担当しているのがピッタです。食べたものを分解して体のものに変える消化、体温の調節、ものを見る力、食欲と渇き、肌のつや。そして知性と勇気も、ピッタのはたらきとされています。主な座は小腸です。
性質は熱・鋭・油。体つきや傾向としては、中肉中背、暑がり、苛立ちやすい、胃や肌が荒れやすい、といったあらわれ方をします。
ピッタには5つのサブタイプ(パーチャカ・ランジャカ・サーダカ・アーロチャカ・ブラージャカ)があります。それぞれの座とはたらきはドーシャ(DOSHA)のページにまとめてあります。
ピッタが増えると、どうあらわれるか
古典が挙げているのは、次のようなあらわれ方です。
- 体が熱っぽい、ほてる
- 胃・肌・目に灼けるような感じがある
- 食欲と渇きが強く出る
- 胃もたれ、胸やけ
- 肌の赤み、吹き出もの
- 体臭・口臭が強くなる
- 怒りっぽくなる、批判的になる、人をうらやむ
日々の暮らしの中では、こういう形で顔を出します。
- 暑がりで汗をかきやすい、肌が荒れやすい
- 頑張りすぎるとイライラが止まらなくなる
- 胃に熱がこもる感覚がある
- 走り続けた結果、突然燃え尽きることがある
季節でいえば、夏から秋の終わりまで(7月15日〜11月14日)がピッタの増えやすい時期です。もともと熱を持ちやすい体に、さらに熱がこもります。
アーユルヴェーダは、体質に合うものを選ぶという考え方です。シツジ珈琲®がお伝えできるのは、体質に合う銘柄をお選びするところまでで、不調が良くなるという話ではありません。
コーヒーとピッタの関係
アーユルヴェーダでコーヒーを分類すると、もともとラジャス(刺激)の側の食べものです。熱を持ち、鋭く、体を急がせる。火の体質であるピッタにとって、これは同じ性質を足すことになります。
ピッタの方にとって、コーヒーの引っかかりは2つあります。強い刺激は、熱を持ちやすい胃をさらに荒らす。尖った酸味は、敏感な肌や粘膜にも負担をかける。
シツジ珈琲®は、ニュートラルイーブン製法™でこのラジャスにあたる部分――苦味・渋み・えぐみ――を取り除いています。残ったものがノイズキャンセリング・コーヒー™です。同じコーヒーでも、取り除いたぶんだけ体質への当たりが変わります。
ピッタに合うコーヒーの条件
アーユルヴェーダにはサマンヤ・ヴィシェーシャという原理があります。似たものは増やし、違うものは減らす。ピッタは熱く、鋭く、油を持っている。だから合わせるのは、その反対側にあるものです。
| 見るところ | ピッタに合う側 |
|---|---|
| 甘み | しっかりあるほうがよい |
| 酸味 | 避けたい。尖ったものはとくに |
| 苦味 | あってよい |
| 重さ | 軽いものより、重みのあるほう |
| うるおい | 油を重ねない、さらっとしたほう |
| 余韻 | 広がって散るものより、落ち着いたほう |
鋭さを足さない。これがピッタの軸です。苦味は避けるものではなく、むしろ体を落ち着かせる側にはたらきます。避けたいのは酸味のほう、それも尖ったものです。
季節で変わる、ピッタに合う銘柄
ドーシャは季節でも増減します。シツジ珈琲®は1年を3つに分け、同じピッタの方でも時期によって銘柄を変えています。中心になる1銘柄と、添える2銘柄です。
| 時期 | 中心 | 添える2銘柄 |
|---|---|---|
| 春の訪れから梅雨が明ける頃まで 3月15日〜7月14日 | モカ | ブラジル/キリマンジャロ |
| 夏から秋の終わりにかけて 7月15日〜11月14日 | マンデリン | ブラジル/モカ |
| 冬から桜が咲く頃まで 11月15日〜3月14日 | マンデリン | コロンビア/ブラジル |
ピッタは、季節で中心が入れ替わる体質です。春は軽やかなモカ、夏から冬にかけては深く重いマンデリン。どちらも尖った酸味がほとんど無いという点では共通しています。
季節ごとに、何がどう変わるのか
春の訪れから梅雨が明ける頃まで
持ち前の熱に加えて、体の重さやむくみが出やすくなる時期です。ここで選ぶのはモカ。尖った酸味のない穏やかな味わいで、胃や肌を刺激しません。軽やかな飲み口とジャスミンのような華やかな香りが、この時期に加わる重さのほうに向き合います。
夏から秋の終わりにかけて
ピッタが最も増える、いちばんきつい時期です。中心がマンデリンに替わります。尖った酸味を徹底して抑えた味わいで胃や肌に触らず、しっかりとした苦味とどっしりした重みが、走り続けて燃え尽きやすい体に持続する力を残します。
冬から桜が咲く頃まで
熱を持ちやすい体にも、冷えや乾燥が入り込みやすくなります。中心はマンデリンのまま。どっしりした重みと豊かな口当たりが、冷えた体に満足感とうるおいを届けます。添えるほうがコロンビアに替わります。
4銘柄それぞれの持ち味
- モカ:ジャスミンのような華やかな香りと、フローラルで軽やかな甘みを持つ豆です。酸味をほとんど感じさせません。店頭の売れ筋1位でもあります。
- マンデリン:独特な深みとアーシーな風味の中に、クリーンな苦味と長い余韻を持つ豆です。後味は残りません。
- ブラジル:ナッツやチョコレートを思わせる、穏やかで深い甘みを持つ豆です。
- コロンビア:バランスの良い甘みとクリーンなまろやかさを持つ豆です。
ピッタのキャラクター
シツジ珈琲®のコーヒー診断では、6つの体質にそれぞれ2人ずつ、物語のキャラクターを当てています。ピッタは桃太郎とラプンツェルです。
目標が決まったら一直線。妥協を許さず、周りを率いて突き進む――桃太郎。「もっと成長したい」「もっと先へ」、その情熱が止まらない――ラプンツェル。どちらも、火の体質であるピッタのあらわれ方です。
12人ぶんの一覧は診断キャラクターのページにあります。
自分がピッタかどうかを確かめる
体質は、3つのドーシャのうちどれか1つに必ず当てはまるものではありません。シツジ珈琲®のコーヒー診断は、ヴァータ・ピッタ・カパの3つに、ヴァータ・ピッタ/ピッタ・カパ/カパ・ヴァータの複合3つを加えた6タイプで結果を出します。
質問10問の「おてがる診断」と、11問+生年月日の「しっかり診断」の2通りがあります。どちらも無料です。
関連ページ
- ドーシャ(DOSHA)/3つのドーシャの構成元素・はたらき・サブタイプ
- グナ(GUNA)/20のグナと、サマンヤ・ヴィシェーシャの原理
- アーユルヴェーダとは/五大元素からの全体像
- ヴァータ(VATA)/空と風の体質
- カパ(KAPHA)/水と地の体質
- ノイズキャンセリング・コーヒー™とは/苦味・渋み・えぐみを取り除く考え方


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