カパ(KAPHA)
アーユルヴェーダの3つの体質(ドーシャ)のうち、カパについてまとめたページです。カパとはどういう体質か、増えたときに何があらわれるか、そしてシツジ珈琲®が6銘柄のうちどれをカパの方にお選びしているかを、季節ごとに書いています。
カパ(KAPHA)とは
カパは、水(ジャラ)と地(プリティヴィー)からできているドーシャです。語源はサンスクリット語の「shlish(抱擁する、結合する)」で、意味は「粘液」「結合」「保護」。
体の中で形をつくり、支えているのがカパです。関節をなめらかに動かす、組織どうしを結びつける、すきまを満たす、体に重さと安定を与える。そして忍耐と寛容さも、カパのはたらきとされています。主な座は胸部と胃です。
性質は重・冷・油・遅。体つきや傾向としては、がっしり型、むくみやすい、だるさが出やすい、動き出すのに時間がかかる、といったあらわれ方をします。
カパには5つのサブタイプ(アヴァランバカ・クレーダカ・ボーダカ・タルパカ・シュレーシャカ)があります。それぞれの座とはたらきはドーシャ(DOSHA)のページにまとめてあります。
カパが増えると、どうあらわれるか
古典が挙げているのは、次のようなあらわれ方です。
- 体が重い、だるい
- 消化の力が落ちる、食欲がわかない
- 吐き気がある
- 眠りすぎる、寝ても起きられない
- 手足が重い
- 冷たい感じが抜けない
- 鼻がつまる、咳が出る、息が浅い
- 関節がこわばる
日々の暮らしの中では、こういう形で顔を出します。
- 朝なかなか起きられない
- 体が重くてだるい、やる気が出にくい
- むくみやすい、太りやすい
- 眠りは深いのにスッキリしない
- 動きたい気持ちはあるのに、スイッチが入らない
季節でいえば、春の訪れから梅雨が明ける頃まで(3月15日〜7月14日)がカパの増えやすい時期です。もともと重くなりやすい体が、さらに動き出しにくくなります。
アーユルヴェーダは、体質に合うものを選ぶという考え方です。シツジ珈琲®がお伝えできるのは、体質に合う銘柄をお選びするところまでで、不調が良くなるという話ではありません。
コーヒーとカパの関係
アーユルヴェーダでコーヒーを分類すると、もともとラジャス(刺激)の側の食べものです。動かす方向にはたらくという点では、停滞しやすいカパと向きは合っています。ただし、コーヒーには重さもあります。
カパの方にとって、コーヒーの引っかかりは2つあります。重たい苦味は、動き出しにくい体をさらに重くする。過度な油分は、滞りやすい巡りをさらに鈍くする。
シツジ珈琲®は、ニュートラルイーブン製法™でこのラジャスにあたる部分――苦味・渋み・えぐみ――を取り除いています。残ったものがノイズキャンセリング・コーヒー™です。同じコーヒーでも、取り除いたぶんだけ体質への当たりが変わります。
カパに合うコーヒーの条件
アーユルヴェーダにはサマンヤ・ヴィシェーシャという原理があります。似たものは増やし、違うものは減らす。カパは重く、冷たく、油を持ち、遅い。だから合わせるのは、その反対側にあるものです。
| 見るところ | カパに合う側 |
|---|---|
| 甘み | 押し出さないほうがよい |
| 酸味 | 避けたい |
| 苦味 | あってよい |
| 重さ | 重いものより、軽いほう |
| うるおい | 油を重ねない、さらっとしたほう |
| 余韻 | 落ち着いたものより、広がって動くほう |
重さを足さない。これがカパの軸です。3つの体質のうち、甘みを前に出さないのはカパだけです。ヴァータとピッタが甘みでうるおすのに対して、カパは軽さと香りの広がりで動かします。
季節で変わる、カパに合う銘柄
ドーシャは季節でも増減します。シツジ珈琲®は1年を3つに分け、同じカパの方でも時期によって銘柄を変えています。中心になる1銘柄と、添える2銘柄です。
| 時期 | 中心 | 添える2銘柄 |
|---|---|---|
| 春の訪れから梅雨が明ける頃まで 3月15日〜7月14日 | モカ | ケニア/キリマンジャロ |
| 夏から秋の終わりにかけて 7月15日〜11月14日 | モカ | マンデリン/ブラジル |
| 冬から桜が咲く頃まで 11月15日〜3月14日 | ケニア | モカ/コロンビア |
春から秋までの中心はモカです。6銘柄でいちばん軽く、さらっとしていて、香りが広がる。カパの条件をそのまま満たします。冬だけ中心がケニアに替わります。
季節ごとに、何がどう変わるのか
春の訪れから梅雨が明ける頃まで
カパが最も増える時期です。もともと重くなりやすい体が、さらに動き出しにくくなります。ここで選ぶのはモカ。甘みを押し出さない穏やかな味わいで、重さの側に何も足しません。軽やかな飲み口とジャスミンのような華やかな香りが、この時期のカパと反対の側にあります。
夏から秋の終わりにかけて
重い体に熱が加わり、だるさと暑さの両方が出やすくなります。中心はモカのまま。添えるほうが、深く重いマンデリンとブラジルに替わります。
冬から桜が咲く頃まで
重い体に冷えと乾燥が加わり、巡りがさらに滞りやすくなる時期です。中心がケニアに替わります。コクのある苦味が重さと鈍さの反対側にあり、ワインのような芳醇な酸味と広がる果実感が、この時期のカパに動きの側から向き合います。
5銘柄それぞれの持ち味
- モカ:ジャスミンのような華やかな香りと、フローラルで軽やかな甘みを持つ豆です。酸味をほとんど感じさせません。店頭の売れ筋1位でもあります。
- ケニア:カシスやベリーを思わせる果実感と、ワインのような芳醇なコクを持つ豆です。6銘柄でいちばん個性が強い豆です。
- キリマンジャロ:丸みのある酸味と優しい甘みが絶妙に調和した、すっきりとした豆です。
- マンデリン:独特な深みとアーシーな風味の中に、クリーンな苦味と長い余韻を持つ豆です。
- ブラジル:ナッツやチョコレートを思わせる、穏やかで深い甘みを持つ豆です。
カパのキャラクター
シツジ珈琲®のコーヒー診断では、6つの体質にそれぞれ2人ずつ、物語のキャラクターを当てています。カパは浦島太郎とオーロラ姫です。
どっしり構えて、急かされても自分のペースを崩さない。周りにとっての安心感そのもの――浦島太郎。穏やかで、自分のリズムを大切にできる。周りの人をそっと包み込むような存在――オーロラ姫。どちらも、地と水の体質であるカパのあらわれ方です。
12人ぶんの一覧は診断キャラクターのページにあります。
自分がカパかどうかを確かめる
体質は、3つのドーシャのうちどれか1つに必ず当てはまるものではありません。シツジ珈琲®のコーヒー診断は、ヴァータ・ピッタ・カパの3つに、ヴァータ・ピッタ/ピッタ・カパ/カパ・ヴァータの複合3つを加えた6タイプで結果を出します。
質問10問の「おてがる診断」と、11問+生年月日の「しっかり診断」の2通りがあります。どちらも無料です。
関連ページ
- ドーシャ(DOSHA)/3つのドーシャの構成元素・はたらき・サブタイプ
- グナ(GUNA)/20のグナと、サマンヤ・ヴィシェーシャの原理
- アーユルヴェーダとは/五大元素からの全体像
- ヴァータ(VATA)/空と風の体質
- ピッタ(PITTA)/火と水の体質
- ノイズキャンセリング・コーヒー™とは/苦味・渋み・えぐみを取り除く考え方


コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。