ヴァータ(VATA)
アーユルヴェーダの3つの体質(ドーシャ)のうち、ヴァータについてまとめたページです。ヴァータとはどういう体質か、増えたときに何があらわれるか、そしてシツジ珈琲®が6銘柄のうちどれをヴァータの方にお選びしているかを、季節ごとに書いています。
ヴァータ(VATA)とは
ヴァータは、空(アーカーシャ)と風(ヴァーユ)からできているドーシャです。語源はサンスクリット語の「vā(吹く、動く)」で、意味はそのまま「風」「動くもの」。
体の中で動きを担当しているのがヴァータです。呼吸、心臓の鼓動と血のめぐり、神経の伝達、排泄、そして思考や想像力。動いているものはすべてヴァータのはたらきによります。主な座は大腸です。
性質は軽・動・冷・乾。体つきや傾向としては、痩せ型、冷えやすい、乾燥しやすい、じっとしていられない、といったあらわれ方をします。
ヴァータには5つのサブタイプ(プラーナ・ウダーナ・サマーナ・アパーナ・ヴィヤーナ)があります。それぞれの座とはたらきはドーシャ(DOSHA)のページにまとめてあります。
ヴァータが増えると、どうあらわれるか
古典が挙げているのは、次のようなあらわれ方です。
- 肌・髪・爪の乾燥
- 体重が落ちる、組織がやせる
- 便秘、ガスがたまる
- 寝つけない、途中で目が覚める
- 震え、けいれん、こわばり
- 関節が鳴る、関節が痛む
- 不安、こわさ、心配
- もの忘れ、考えがまとまらない
- 疲れやすい、力が出ない
日々の暮らしの中では、こういう形で顔を出します。
- 手足が冷えやすい
- 胃腸がもたれやすい、便秘がち
- 夜、頭が冴えて眠れないことがある
- 動き回った日ほど、どっと疲れが残る
季節でいえば、冬から桜が咲く頃まで(11月15日〜3月14日)がヴァータの増えやすい時期です。もともと冷えやすい体が、さらに冷えと乾燥に傾きます。
アーユルヴェーダは、体質に合うものを選ぶという考え方です。シツジ珈琲®がお伝えできるのは、体質に合う銘柄をお選びするところまでで、不調が良くなるという話ではありません。
コーヒーとヴァータの関係
アーユルヴェーダでコーヒーを分類すると、もともとラジャス(刺激)の側の食べものです。飲むと目が覚める、心拍が上がる、落ち着かなくなる。これはコーヒーが刺激の性質を持っているからで、動きの体質であるヴァータとは、そのままでは相性の良いものではありません。
ヴァータの方にとって、コーヒーの引っかかりは2つあります。過度な苦味は胃に触る。刺激の強い酸味は、冷えやすい体をさらに冷やす。
シツジ珈琲®は、ニュートラルイーブン製法™でこのラジャスにあたる部分――苦味・渋み・えぐみ――を取り除いています。残ったものがノイズキャンセリング・コーヒー™です。同じコーヒーでも、取り除いたぶんだけ体質への当たりが変わります。
ヴァータに合うコーヒーの条件
アーユルヴェーダにはサマンヤ・ヴィシェーシャという原理があります。似たものは増やし、違うものは減らす。ヴァータは軽く、乾いていて、動いている。だから合わせるのは、その反対側にあるものです。
| 見るところ | ヴァータに合う側 |
|---|---|
| 甘み | しっかりあるほうがよい |
| 酸味 | あってよい。ただし尖ったものは避ける |
| 苦味 | 抑えたほうがよい |
| 重さ | 軽いものより、重みのあるほう |
| うるおい | さらっとしたものより、うるおいのあるほう |
| 余韻 | 広がって散るものより、落ち着いたほう |
甘みでうるおし、苦味で冷やさない。これがヴァータの軸です。酸味は嫌うものではありませんが、尖った酸は冷えを強めるので、丸みのあるものを選びます。
季節で変わる、ヴァータに合う銘柄
ドーシャは季節でも増減します。シツジ珈琲®は1年を3つに分け、同じヴァータの方でも時期によって銘柄を変えています。中心になる1銘柄と、添える2銘柄です。
| 時期 | 中心 | 添える2銘柄 |
|---|---|---|
| 春の訪れから梅雨が明ける頃まで 3月15日〜7月14日 | コロンビア | キリマンジャロ/ケニア |
| 夏から秋の終わりにかけて 7月15日〜11月14日 | コロンビア | ケニア/キリマンジャロ |
| 冬から桜が咲く頃まで 11月15日〜3月14日 | コロンビア | ブラジル/キリマンジャロ |
ヴァータは、3つの季節とも中心がコロンビアです。6銘柄でいちばん甘みが際立ち、酸味が尖らず、苦味も前に出ない。ヴァータの条件をそのまま満たします。変わるのは添える2銘柄のほうです。
季節ごとに、何がどう変わるのか
春の訪れから梅雨が明ける頃まで
普段は軽いヴァータの体にも、重さやだるさが出やすくなる時期です。際立った甘みが乾いた体をうるおし、落ち着かない動きを鎮めます。苦味を抑えた味わいなので、乾いた体に負担をかけません。添えるのは、すっきりしたキリマンジャロと、果実感のあるケニアです。
夏から秋の終わりにかけて
冷えやすいはずの体にも、内側に熱がこもりやすくなります。際立った甘みが乾いた体をうるおしながら、こもる熱を穏やかに鎮めます。苦味を抑えているぶん、熱を煽りません。
冬から桜が咲く頃まで
ヴァータが最も増える時期です。際立った甘みと穏やかな酸味が、乾ききった体を深くうるおします。ここでは添えるほうがブラジルに替わります。ナッツやチョコレートを思わせる穏やかで深い甘みが、冷えた体に重みを足します。
4銘柄それぞれの持ち味
- コロンビア:バランスの良い甘みとクリーンなまろやかさを持つ豆です。抽出するとカラメルのような甘い香りが立ちます。
- キリマンジャロ:丸みのある酸味と優しい甘みが絶妙に調和した、すっきりとした豆です。
- ケニア:カシスやベリーを思わせる果実感と、ワインのような芳醇なコクを持つ豆です。
- ブラジル:ナッツやチョコレートを思わせる、穏やかで深い甘みを持つ豆です。
ヴァータのキャラクター
シツジ珈琲®のコーヒー診断では、6つの体質にそれぞれ2人ずつ、物語のキャラクターを当てています。ヴァータはピーターパンとアリスです。
じっとしていられない。気になることがあると止まれない。常にどこかに飛んでいきたくなる――ピーターパン。「気になる」と思ったら止まれない。好奇心が先に走って、気づけば知らない世界に飛び込んでいる――アリス。どちらも、動きの体質であるヴァータのあらわれ方です。
12人ぶんの一覧は診断キャラクターのページにあります。
自分がヴァータかどうかを確かめる
体質は、3つのドーシャのうちどれか1つに必ず当てはまるものではありません。シツジ珈琲®のコーヒー診断は、ヴァータ・ピッタ・カパの3つに、ヴァータ・ピッタ/ピッタ・カパ/カパ・ヴァータの複合3つを加えた6タイプで結果を出します。
質問10問の「おてがる診断」と、11問+生年月日の「しっかり診断」の2通りがあります。どちらも無料です。
関連ページ
- ドーシャ(DOSHA)/3つのドーシャの構成元素・はたらき・サブタイプ
- グナ(GUNA)/20のグナと、サマンヤ・ヴィシェーシャの原理
- アーユルヴェーダとは/五大元素からの全体像
- ピッタ(PITTA)/火と水の体質
- カパ(KAPHA)/水と地の体質
- ノイズキャンセリング・コーヒー™とは/苦味・渋み・えぐみを取り除く考え方


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